「5つの約束」 達成および進捗状況

約束1.子育てしやすい『地域づくり』

妊娠・出産、子育て、子どもの学習環境の整備まで、切れ目のない支援を行うことで、若い世代が希望を叶え、安心して子育てができる『地域づくり』を進めます。

①周産期医療や小児医療の充実など子どもの成育過程に応じた保健医療サービスの充実、食育、家庭における健康づくり等の推進

⇒「周産期・小児医療体制の充実・強化」は拡充継続

◇総合周産期母子医療センター(県立総合医療C)を中核とする連携体制の強化

◇小児の初期救急・二次救急医療体制の確保

◇未来を担う若い世代が、家庭や子どもを持つことの楽しさや、すばらしさを身近に感じる機会を創出するため、コミュニティスクールと連携した、乳幼児親子と中高生が集う「子育てひろば」の取組を拡大

 

②子どもたちの豊かな学びを支える質の高い教育環境づくりと、学校、家庭、地域社会が連携した地域の教育力の向上

☆平成27年12月議会にてやまぐち型地域連携教育の推進について質問
教育長答弁「小中学校だけでなく高等学校や特別支援学校へのコミュニティスクール導入に取り組む」

◇平成29年度末時点で県立高校16校、県立特別支援学校8校にコミュニティスクール導入済

 

③延長保育・一時預かり、預かり保育の充実など、地域の実情や子育て家庭ニーズに対応した保育サービスの充実

◇地域・企業・関係団体・行政が連携し結婚、妊娠・出産、子育ての切れ目のない支援を継続実施

 

④子どもや子育て世代が安心して外出し、安全に過ごすことができる地域づくりの推進

☆平成27年12月議会にて子育て家庭応援優待事業の強化について質問
健康福祉部長答弁「協賛事業所増加とサービス内容充実に取り組む」

◇平成28年4月から「やまぐち子育て応援パスポート事業」として事業拡充(全国約2,000箇所の事業所)

◇「やまぐち子育て応援パスポート表彰」(平成28年度創設、毎年5事業所が受賞)

 

⑤児童虐待防止対策の充実、不登校・いじめへの対応等、行政と地域が一体となった子どもの安全確保と健全育成の推進

◇専門的な相談・支援体制を整備

◇児童虐待相談対応件数が増加

 

 

約束2.魅力ある中山間の『地域づくり』

中山間地域における急激な人口減少を前提とした「守りの地域づくり」だけではなく、多様な地域資源を活かした農林水産業の振興や地域おこし協力隊による移住や定住促進等による「攻めの地域づくり」にチャレンジします。
また、中山間地域に住む人たちが生き生きと暮らせるよう、持続可能な地域社会の形成を図ります。

①多様な地域資源を活かした6次産業化・農商工連携の推進によって、新商品開発件数が増加

 

②「道の駅」機能を活かした都市農村交流の促進

 

③中山間地域を支える一次産業就業者の確保・育成

☆平成27年12月議会、28年11月議会、29年9月議会にて一貫して、農村地域の基盤整備の推進による農業生産の効率化・活性化について質問
農林水産部長答弁「農業農村整備予算の確保、基盤整備の推進に合わせた農地集約化や新技術導入、鳥獣被害の軽減等に積極的に取り組む」

◇農業農村整備事業関係予算が増加(平成27~29年度)

◇就業者や農地集約率が向上。鳥獣被害額が減少

 

④「地域おこし協力隊」制度を活用した地域外人材の確保

☆平成27年12月議会にて、地域おこし協力隊員の不安解消や市町職員のネットワーク構築に向けて、県が直接対応していくことの重要性」について質問
総合企画部長答弁「隊員相互の意見交換や交流機会の確保やリーダー研修会等によって隊員の活動支援を積極的に行っていく」

◇制度活用自治体や隊員数が増加

 

⑤住民が主体となった地域コミュニティ組織づくりの促進

☆平成29年7月総務企画委員会にて、元気生活圏の形成や人材育成等について質問
中山間地域づくり推進課長答弁
「先進的な取組を展開している地域をモデル地域として重点的に支援し、県内他地域へ波及させていく」

◇中山間地域づくりコーディネーターやアドバイザーを派遣し、市町と連携し「地域の夢プラン」の作成を支援

◇地域の課題に応じた専門家を派遣、地域運営・交流拠点整備などの基盤整備支援

 

 

約束3.県央の中核都市にふさわしい『地域づくり』

山口市の魅力である「ひと」、「まち」、「歴史と文化」、「自然」を活かし、中心市街地の活性化や新山口駅を核とした産業交流拠点の整備、互いに連携するネットワーク機能の強化など、それぞれの地域の特性・役割に応じた県央の中核都市にふさわしい『まちづくり』を進めます。

①中心市街地の都市機能向上と定住人口の増加(中市町、米屋町の商業施設や共同住宅の整備、黄金町の市街地再開発事業等

☆平成28年11月議会議会にて中心市街地活性化の取組に対する県の支援等について質問
土木建築部長答弁「山口市で初の組合施行による市街地再開発事業(黄金町地区)が円滑に進むよう、事業認可への指導助言、権利者間調整等に関する研究会開催などの支援を行う」

◇黄金町地区第一種市街地再開発事業について、平成30年度は建物除去や建設工事を予定(平成31年度完成予定)

 

②新山口駅周辺の拠点形成(観光物産プラザ、南北自由通路、駅前広場の整備、長谷アクセス道路の整備等)

☆平成29年9月議会議会にて新山口駅北地区拠点施設整備に対する県の対応について質問
村岡知事答弁「庁内に副知事をトップとしたプロジェクトチームを設置し、若者就職支援センターの移転、アクセス道路の整備、県央部多部制定時制高校の設置については前向きに検討している」

◇若者就職支援センターの拠点施設への移転を前向きに対応

◇アクセス道路(新山口駅~長谷IC)は、H30年度は電線共同溝等を整備予定

◇外国人対応も可能なスタッフが常駐した新山口駅北口観光案内所の設置(平成30年3月)

 

③都市や他の地域を結ぶ道路交通ネットワークの整備(山口宇部道路小郡JCT、湯田スマートIC、都市計画街路泉町平川線等)

☆平成27.12月議会で、湯田スマートICへのアクセス道路をはじめとする市街地の交通渋滞解消による道路ネットワークの強化について質問
土木建築部長答弁「とりわけ泉町平川線は湯田スマートICからのアクセス路線ともなることから、早期の工事着手と完成を目指す」

◇山口宇部道路小郡JCTは、平成28年3月供用開始

◇湯田PAスマートICは、H31年度末の供用開始に向け、平成30年度は建設工事等

◇泉町平川線は下湯田交差点から約500mの拡幅整備を市道と一体的に整備中。その他の区間は平成25年度から測量や設計を行い、早期着工に向けて事業推進中

 

④大学や専門学校、研究機関などの人材育成機能の強化や拠点形成

☆平成29年9月議会で県央部への多部制の定時制高校の設置について質問
教育長答弁「県内唯一の三部制(午前・午後・夜間部)の定時制高校を新山口駅北区重点エリアに設置する方向で検討し、早期開校に向け取り組む」

◇平成30年度は設計等に着手

 

 

約束4.安心・安全の『地域づくり』

山口市の魅力である「ひと」、「まち」、「歴史と文化」、「自然」を活かし、中心市街地の活性化や新山口駅を核とした産業交流拠点の整備、互いに連携するネットワーク機能の強化など、それぞれの地域の特性・役割に応じた県央の中核都市にふさわしい『まちづくり』を進めます。

①近年頻発する豪雨による土砂災害、河川氾濫等の自然災害に備えた対策の推進(椹野川、阿武川等の河川改修及び浚渫事業)

☆平成28年11月議会にて中心市街地活性化の取組に対する県の支援等について質問
土木建築部長答弁「山口市で初の組合施行による市街地再開発事業(黄金町地区)が円滑に進むよう、事業認可への指導助言、権利者間調整等に関する研究会開催などの支援を行う」

◇「水害リスク実態調査」(平成30年度新規)により、河川による過去の被災履歴等を調査し、各市町に情報提供することで、住民に水害リスク情報を周知

 

②学校や防災拠点となる公共施設等の耐震化の推進

◇防災拠点となる公共施設等の耐震化を推進

◇県有施設耐震化率は全国平均を上回る

◇県立学校施設の耐震化は完了したが、市町の防災拠点施設や学校の耐震化が未了

 

③必要とする医療が切れ目なく提供される医療体制の整備

◇「将来にわたる医療提供体制の安定的な確保」のため、高校生から研修医まで一貫した若手医師確保策を重点推進し、勤務医の就労環境整備も促進(平成30新規事業)

◇「看護職員の確保定着」のため、中高生への普及啓発、看護学生の県内定着、潜在看護職員の再就業、専門性の高い看護師育成等に取り組み

 

④住み慣れた地域での生活を支える地域包括ケアシステムの構築と介護サービスの充実・いじめの防止、根絶に向けたきめ細かな相談・指導体制づくりの推進

☆平成29年9月議会にて「かかりつけ薬剤師の活用」について質問
健康福祉部長答弁「かかりつけ薬剤師は地域包括ケアシステムの構築に重要な役割を担う。県民への周知と資質向上に努める」

◇かかりつけ薬剤師を中心に、地域住民の健康増進のセミナーや薬の相談会を開催

◇在宅医療を担う薬剤師の活動支援と担い手確保

 

⑤犯罪のないまちづくり、犯罪・事故から子ども・女性・高齢者等を守る対策の推進

☆平成28年11月議会にて「高齢運転者による交通事故の防止」について質問
警察本部長答弁「75歳以上高齢者への臨時認知機能検査と講習に当たり、教習所や医師会と連携し、高齢運転者の交通事故防止に取り組む」

◇交通事故死者数に占める高齢者の割合が約5割と高く、さらなる対策が必要

◇「うそ電話詐欺撲滅県民運動」により、被害額はH26年をピークに減少するも、手口の巧妙化で被害件数は増加している。対策の強化継続が必要。

 

 

約束5.観光と交流の『地域づくり』

宿泊観光の拠点となる湯田温泉をはじめとする温泉街の魅力のさらなる向上、明治維新や大内文化などの歴史観光資源を活かしたまちづくり、観光客のニーズを踏まえた回遊性のある観光コースづくりなどを通じて、宿泊観光の拡大を進めます。
また、宿泊観光と同様に大きな集客と経済効果が期待できる企業や団体の会議や研修、全国的なスポーツ大会やイベント等の誘致にも取り組みます。

①広域宿泊拠点である温泉地の温泉街としての魅力の向上(湯田温泉、長門湯本温泉等)

☆平成27年12月議会にて「観光資源の磨き上げ等による観光力の強化」について質問
村岡知事答弁「おいでませ山口観光振興条例の制定を契機に、本県の多彩な観光資源の活用と魅力の向上を図る。また、SLやまぐち号の魅力拡大と歓迎イベント開催する」

◇湯田温泉発着の二次アクセスの強化(「やまぐち絶景満喫バス」)

◇県内の代表的な温泉の魅力を全国にプロモーション(「美人湯遭遇率日本一!?オフ泉県やまぐちキャンペーン」)

◇人気テレビアニメ「名探偵コナン」とのタイアップ

◇県飲食業生活衛生同業組合と連携した特別なおもてなしメニューの開発・提供

◇SL「やまぐち」号の魅力拡大の取組と連動した話題性のあるPRイベント(旧型客車復刻投入、D51形蒸気機関車導入、C56型蒸気機関車ラストラン等)

 

②県内に回遊性のある観光ルートづくり・MICE(会議、研修旅行、展示会、イベント等)や全国的なスポーツイベント等の誘致

☆平成27年12月議会にて「観光資源の磨き上げ等による観光力の強化」について質問
岡知事答弁「本県の多彩な観光資源の活用と魅力の向上を図る」

◇「全国宣伝販売促進会議」を誘致(全国の旅行会社に本県観光をPR)

◇「山口DCオープニングイベント」 (新山口駅、来場者数約1.5万人)

◇山口ゆめ花博成功に向け、本博をコースに組み込んだ旅行商品の造成促進